保険ジャーナリスト 森田直子のBlog

板橋区の片隅でヒッソリと保険ジャーナリストしてます。(有)エヌワンエージェンシー代表取締役、インスウオッチ発行人。2010年11月に頚部脊柱管狭窄症で手術を受け足腰がやや不自由な身となりましたが、なぜか原稿書くスピードはどんどん速くなり日々原稿書きに追われております。仕事&シングルマザー生活&趣味のベランダ菜園など自由に書いてます。

仕事

出版社の倒産

2ヶ月前から出版に向けて原稿を書き進めてきたが、昨日、編集担当者から電話が入る。

「うちの会社が倒産しました」

創業100年以上の中堅出版社であるが、こんなことがあるのかと驚愕する。

これで、折角決まっていた初の著書出版の夢がまたも遠のいた。

正直ショックは大きかったけれど、しかしそれ以上に、会社が潰れていきなり解雇となった編集者やその他社員達100名あまりの心境を思うと胸が痛くなった。私の姉も勤続20年以上の会社が合併撤退となり、12月一杯で社員80名以上全員の解雇が決まるという出来ことがあったばかりである。

世の中何が起こるかわからない。

編集者に「頑張って」と励ましの言葉をかけた。

会社から帰宅後、娘達に出版中止の話をすると「お母さんなら大丈夫だよ、また出版社を探せばイイじゃん?」と、かる〜く励まされた。もちろんそうするつもりであるが、娘達は私が落ち込むとは微塵も思ってないところが笑える。

この出版が決まるまで、2年あまり紆余曲折してきたから少しぐらい先に延びてもイイじゃないかと、確かにそう思う。半分原稿出来ているから、以前に比べれば営業し易いかもしれないし。

それでも昨日はさすがに夜パソコンを開く気になれず早寝した。深夜や朝方も何度か目が覚めて良く眠れなかったが、朝は全く起きられずに激しく寝坊。今日もイマヒトツ体調が悪い。

しかし、ことのいきさつを文章に書けるのは自分が既に立ち直ったからだろうと自分でも思っている。

人には色々な生き方があるが、私は小さな夢を一歩ずつ叶えていくその過程が好きで、結果以上に過程を楽しむタイプで、苦労があればあるほど燃えるマゾ体質。だから何度でもイチからやり直せる。

そういう生き方が嫌いではなくて良かった。

多数の業務を同時進行するような仕事のやり方をしているので、このマイナスが実質的にそれほど大きくは無いことも救い。

おまけに昨日は、こんな最中に保険の営業で成果を出したりしていた。

今日になって昨日の編集者との会話をもう一度思い出した。「うちの会社、創業120年なんです!」と彼女は半分ヒステリックに叫んでいたっけ。可哀想に…。
それに私はまだ本が出てないけど、既に出版済みで印税を貰ってない著者はもっと気の毒だ。

私は、ツイていないわけではないのかもしれない、と思うことにしよう。

というわけで、めげずにまた企画書を書き直して出版社探しをするつもり。

台割(目次案)も出来ている、原稿も半分ある、そしてこれから業界には構造再編の嵐が訪れ来春には新しい時代の幕開けとなるはずである。その時期に向けて、もう一度夢を実現できるように一歩を踏み出すことにしようっと。

なにしろ、この本には最近の保険解説本には書いてないような現場情報を始め、ユーザーに役立つ内容満載なのであ〜る。前より良い条件の出版社を探してやるわ。アタシはゼッタイ諦めない。

 

東洋経済 増刊号「生保・損保特集」

東洋経済表紙10月9日、東洋経済の恒例の増刊号[生保・損保版特集号]が発売され、9月初めに諸々苦労の末に書いた記事が無事に掲載されていた。

私の書いた記事は「現役生保レディ3名による覆面座談会」というようなもの。

 

東洋経済記事タイトルは、

つわもの生保レディが斬る
販売現場が見た生保「ここが大きな問題だ」

覆面座談会に参加してくれる優秀なベテラン生保レディを探すのに苦心してのスタートだったが、実際の座談会では皆さんが現場のスルドイ意見を活発に出してくれて、それをどこまで伝えられるかと少々プレッシャーも感じながらの執筆だった。

今回の本は全体として、例年のものと少し様子が違って、保険会社への批判的な記事が少ない。とくに社長インタビューで多くのページを割いている点が特徴と感じるが、これだけトップインタビューを一同に介した本は滅多に無いので、業界を知るには優れた本であると思う。保険業界への就職を目指す就職活動中の大学生にもオススメである。

本を開くと、まずは生保・損保・外資の各保険会社社長インタビューが20人分あり、各社の方針や豊富がそれぞれに熱く語られている。そして、その次にちょっと怪しげな覆面座談会記事となり、社長達トップと末端の営業現場の現状にズレがあることを、暗に突いていているような構成になっている。

言葉としての批判が少なくても、この作り方はある意味で強烈かもしれない。光と影?の如く対照的な記事構成で、本の作り方として大変に興味深いものを感じた。

もう一つ、記事の中で、明確な問題提起しているアナリストの植村信保氏の記事が非常に興味深かった。植村氏=うえちゃんは、お友達&尊敬する業界仲間でもある。うえちゃんの記事は、今度こそ「販売至上主義」から「顧客重視」経営への転換を }というタイトル。

現場をよく理解している人の鋭い分析記事であり、戦後から脈々と続いてきた業界構造から今こそ脱却すべき時に来ている、ということを訴えている。とくに生保分野においては、大型死亡保障を販売して過去に成功をおさめてきた、その成功事例に拘って舵取りを誤るべきではない、ということが明解に語られている。

う〜ん、まさに光ってるよ、この記事。これ、私の考えとも近いので読んでいてスッキリ爽快な心境になった。

ちなみに本の中で言葉として、問題提起をしている記事は、うえちゃんのと私の記事ぐらいであるが、同じ問題提起でも、うえちゃんのは「光」でアタシのは「影」??

私の役どころなのか… <影

 

今回の本の構成、私は結構好きである。読者を引き込むためにやたら否定的なことを書くメディアが多い中、事実をちゃんと書くという方向性に好感を感じた。

その中で、私の3頁あまりの短い記事は、ちょっとクセのあるスパイスのような味を出しているように感じた。自分はそれを狙って書いたわけではないけれど、結果として、自分なりに良かったナと感じた。

そして、今回の記事執筆は、私にとって本当に勉強になった。見えない読み手をこれほど意識してプレッシャーを感じながらの執筆は初めてかもしれない。 でも、その刺激が自分にプラスになった。ちょっと脱皮したような、そういう心境。

 

スタート

久々のブログ。

9月は、札幌出張や、その後の押せ押せスケジュールの中、いきなり体調を壊して締め切り破りをしたり、焦りながら怒涛の如く過ぎた。

そして10月始めも、9月の遅れを取り戻すためにガシガシに飛ばして仕事をする。

で、やっとヒトヤマ超えたよ。あ〜お疲れさん<自分

そして、今日からまた新しい長編の執筆のスタートである。

ここ3年あまり、保険ジャーナリストとして相当量の執筆をこなしてきていると思うが、書くのはWEBや記事執筆が中心で、実は私には自分の著書がない。

しかし目の前の仕事をこなすことに忙しく、いつか書きたいと思いつつも、書こうと思えばいつでも書けるだろうという安易な思いで引き伸ばしてきた。

しかし、いざ書きたいと思って各所に話を持っていた所、現実はそう甘くないことを知る。こんなに書いているのに、もうアマチュアではないはずだと自分では思っていも、一冊も著書が無いということがこれほど壁になるとは。

試行錯誤を繰り返すうち、10年で40冊の著書を持つテクニカルライターの人と仲良くなり、彼女の話を聞いいてみると「最初はタダ同然でも自費出版でも良いから、まずは一冊を出して、それを持って他に営業に行くというような流れが一般的」という話を聞く。これだけ実績のある彼女にも、そうやって地道な活動をした時期があったのである。

考えれば当たり前かもしれない。いくらWEBで本4冊分は書いてます、と言っても、WEBと本は違う。書籍出版の実績も無く「書けます」と言っても通じるはずが無かった。

この1年余りは多忙の合間をぬって真剣に出版社を探したり、紹介をしてくれそうな人に相談をしたり、試行錯誤&紆余曲折を繰り返す。新人の如く出版社に営業をかけて企画書を持ち込み頭を下げる地道なコトもしてきた。あっさり断られたこともあるし、自分の思いを理解してくれる出版社を探すのは案外と険しい道で、思いのほか苦戦もした。

そんなある日、知人のイベントにお手伝いに行った時、そこで偶然出あった出版社の人と世間話をするうちに、その彼から「是非、出しましょう」との言葉を貰う。私の出版を後押ししようとしてくれる人に出会えたことが、私にとって転機となった。

しかし彼自身も営業担当なので、彼が、私の企画書を社内の出版会議で通す必要があり、返事が返ってくるまで1ヶ月以上かかり、待っている間は内心葛藤もあったが、結果的に「GO」が出た。(ヤッタ!)

そこから新たに企画を練り直すこと数ヶ月。編集担当者が決まり、彼女と相談して台割(目次)を作り直し、いよいよ骨組みが出来上がった。

そして本日メデタク書き始め〜ということに相成ったのである。

ところで、書き始めてわかったことが一つある。自分の著書というのは、自分が思っていることを自由に書けるという利点があった。これまで書いてきた、依頼された内容を書く原稿のように、調べてまとめていく作業とは全く違いスラスラとペンが(キーを打つ手が)進む。もちろん今までやってきた「調べて書く」の経験値がモノをいっていることも実感するが、それにしても、書きたいことを書くということは、なんとも非常に楽しいではないか。

・・・まぁこの先行き詰ることもあるかもしれないが・・・汗

なるべく最後まで楽しく書けますように。(^^)

ちなみに書くのはモチロン生命保険の解説本。
今までには無いような役立つ情報満載の、わりやすくて面白い本を書くので乞うご期待♪

現場主義の弊害

現場主義

アタシは現場主義人間。自分がやっている仕事のうち、保険に関するモノカキ業が大半になりつつある今も、顧客と接する保険営業現場を知らずして何をか言わん、的な思考をもっている。だから、原稿を書きながら一方で保険営業も行っているし、営業という現場を離れるつもりは無い。

というのは半分言い訳で、私が保険分野のモノカキで同業者と勝負できるのは、この「営業現場を知っている」という分野ぐらいなのである。その他については、私よりも遥かに賢い人が多数いるので、どうやっても太刀打ちできやしないのダ。(^^;

だから、アタシの使命は現場を通じて知ったことを書くこと、やっぱりそれしかナイんだと思う。

ところでこの頃痛感するのは、モノカキは読まれてナンボの世界、という現実である。いくら自分の書くことが正しくても、読む人がいなければ意味がない。

モノカキで食べるならそのことを肝に銘じなければいけない。

そこで問題は現場主義である。自分は保険営業の現場の苦労をしっているからこそ、その人達を否定する文が書きずらくなっている。うっかりすると単なる宣伝文と化することになる。そうなると、保険のパンフレットや保険会社のホームページに書かれていることとどこが違うのか?ということにもなる。そんな文を誰が読みたいと思うのか。

ということを、自分なりに葛藤したりしている今日この頃。

私は、もう一歩を踏み出さなければならない時期に来ていると思う。

忙しい(1) そのワケ

忙しいという字は、心を亡くすと書く。

だから忙しいのは良くないというようなことを、以前に尊敬する経営者さんから聞いた。

確かにその通りだ。

今、正に心を亡くしそうなほどに猛烈に忙しい。そのせいか、何故か妙にテンションが高くなったり、かと思えばつまらないことにイライラしたりと、気持ちが落ち着かない。

ちなみに忙しい理由は、仕事が入って儲かっているからではない。断じて違うので、その手のイヤミは言わないでほしい。

忙しさの理由は、当社の優秀なるスタッフFさんが産休に入っているからなのである。Fさんがやればたちどころに終わる仕事を、私がやるから時間をくう上にミスを繰り返し、その上、自分が通常問題なく行っている仕事さえもミスるという悪循環にハマっている。

Fさんが産休に入ってから一番激変したのは自分のデスクの上である。もともと書類を溜め込むタイプだが、それでも彼女が買ってきてくれたラックなどにまとめたり、以前はそれなりに整理されての山積みであった。しかし今や、どこに何があるかわからない山積み状態へと化した。たった数ヶ月でコレか、と自分でも呆れる。

そんな中、長編の執筆の仕事が入って来月ぐらいから更に忙しくなりそうである。喜ばしいことだが、今よりもっと忙しくなるということなので、考えただけでも恐ろしいから考えないことにしよう。

ま、しかし、昔から計画を立てるヒマもなく単に目の前の仕事を次々片付けるというような仕事のやり方には慣れっこになっている。今までもなんとかしてきたし、だからなんとなるだろう、、、多分(?)

あ〜ほんと、忙しくて楽しいナ。

 

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