2004年09月13日 02:10

おかげ様 =NPOパーティー出席=

 今日は、友達の新川てるえが理事をするNPO法人Winkの3周年記念パーティーがあった。彼女はシングルマザー業界では非常に有名人で、彼女が主宰するWEB「母子家庭共和国」はシングルマザーのポータルとしてもメジャーである。

 私はNPO法人Winkでは幹事という役職?で、また、季刊会報誌の編集長としても協力している。新川てるえとの出会いは、かれこれ6年ほど前。ひとりのシングルマザーとして彼女のサイトの掲示板などに参加し、メーリングリストに入ってそのメンバー達と日々メール交換をし、オフ会などで顔を合わせるようになっててるえを初めとして大勢の仲間と仲良くなった。

 彼女と私は時を同じくして脱サラし独立の道に進む。彼女はシングルマザー業界での仕事を目指し、私は保険業界で生きる道へと進む。そうやって互いに他業界に身を置きながらも、着かず離れずの位置関係でこれまでも彼女とは様々な形でコラボレートしてきた。

 今日のパーティには、企業の経営者や議員など約20名が参加。半数以上は男性で、母子家庭のためのNPOというイメージとは大幅にかけ離れた面々が集まっていた。その中でシングルマザーなのは、新川てるえとWink事務局の伊藤、そして私の3人だけ。

 何故こういう人達が集まるのかと言えば、新川てるえが自分の回りの企業人を遠慮なく?巻き込む気迫があることと、誰もが心の奥底に持っている「社会貢献をしたい」という心根に、彼女が火をつけて歩くからだろうか。

 そこに来ている人達は非常に信用のおける経営者が多い。なぜなら、社会貢献への思いが人並み以上に強い人達だからだ。そういう共通項を持っている経営者どうしで、思いが通じ合って新たなビジネスや取引が生まれることも実際ある。なにしろ、「シングルマザー」というキーワードのNPOに集まってくるというのは、よほど怖いもの見たさの趣味でもない限り、普通の男性なら避けたいはず。それでも来るからには強い思いがあることが互いに分かり合っているわけで、その結果がもたらす信頼関係だと思う。ビジネスがしたくて集まったわけではなくても、ビジネスが生まれる基本は信頼関係、ということを実感させられる。

 閉会の辞でWinkの理事の一人である株式会社喜久屋 代表取締役中畠氏が挨拶する中で、今日のキーワードは「おかげ様」だと言っていた。人の支えのおかげで今の自分がある、だから社会貢献したいという心根の人達の集合だから、皆の思いに「おかげ様で」という気持ちがあるはず、ということだった。

 私自身も、自分がシングルマザーでありながらも今日があるのは、回りの人の支えや理解があったからに他ならない。だから自分もおかげ様で今があると素直に思える。もっと社会に役立つ自分でありたいと、思いを新たにした一日だった。


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