2010年05月13日 10:39

鈍感な女

ヤワラちゃんこと谷亮子氏が選挙出馬表明をしたと聞いて、エ〜!?と思った人は多分少なくないと思う。もちろん私もエ〜?と思った一人である。

しかしその後の記者会見で、妙に明るくハキハキと回答している彼女を見ていて、この人は案外政治家に向いているかもしれないと思ったりした。

良く考えると、金メダルをとるようなズバ抜けたアスリートは元々、苦難やプレッシャーや周りの人の期待などに、“敏感”・・・な人間であってはならない!と思う。ハードな練習は、苦難やプレッシャーに対し鈍感になるための訓練である。

政治家も同じく、小さなことにとらわれるような繊細な人間であっては政治家は務まらない。自分の政治活動が本当の国民のためになっているのか?僅かでも間違いは無いのか?と気になりだしたら、何もかも躊躇して出来なくなるんじゃないの?それよりも、反対意見があっても気にせず押しのけていくぐらいの「鈍感」でなければ政治家はやってられんと思う。

普通の人なら、オリンピック目指して政治家もやって子育てもやるなどという発想は、どれもこれも疎かになる可能性を考え、無責任に引き受けるべきではないだろうと考えるのが、ま〜一般的ではないかと思う。

でもヤワラちゃんは鈍感力によってそうは思いつかない。
そういう人はソコソコやるんじゃないだろうかと思った次第。

ちなみにあたしは昔、そういう無神経で鈍感なくせに善人面したヤツが大嫌いであったが、最近はそうでもないかも、と思っている。とくに精神面の強さが伴い信念を曲げない鈍感野郎のことは侮れない。むしろ敬意すら感じる今日この頃。

だって、世界を変えるようなヤツはいつの時代も、普通の人と同じことは考えず、普通の人が思いも付かないようなバカげたことを、本気でやろうとするようなヤツだからである。

無神経の人の方が良いとは言いたくないけれど…、でも「鈍感力」が計り知れないパワーとなることは事実だと思う。

というわけで、頑張れヤワラちゃん。


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