2010年02月05日 22:20

生命保険を真面目に伝えたいワタシ

実は、この日記は3日前に書いたものである。
書いたけど、アップする暇が無かったので3日たったのだが、ナント本日、この日記の最後の私のつぶやきを聞いたかのような人から連絡があった。
不思議だなぁーすごーく不思議だー。


<3日前の日記>

 生命保険に関する書籍は数々ある。最近はとくに、保険に入っちゃイカン的なタイトルとか、保険はアヤシイとか騙されるな、とかいうような保険否定系タイトルの本が多い。しかし中身を読むと、みんな絶対に保険に入るなよ〜とは、実は書いていなかったりするのだけどね。

 それから、保険について損得を訴えるようなタイトル本も目にするが、保険のしくみをわかっていれば、損も得もナイだろと私は思うのだけど、こういう方が大衆受けが良いらしい。

 だけど私は、そういう否定系や損得系のタイトルには、どうしても抵抗を感じる。

 保険そのものが否定されるなら、保険会社も保険商品も無い方が良いというような、そもそものハナシになるので、それじゃ極論でしかない。たとえば、一家の主が突然大病にかかったら、その子どもは進学を諦めても当然なのか?・・・ということを私は問いたい。

 保険販売の現場にいると、保険のおかげで助かった〜という人たちに多数遭遇するので余計にそう思う。それに自分も入院と手術をして保険の給付金のお陰でものすごーく助かったのでマジでマジで、まーじーで、そう思う。

 また病が最悪化している時期に、大学受験目前の次女が「私は大学を受けてもいいのか?」と聞いてきた時「保険があるので、まかり間違って私が死ぬようなことがあっても、お金は大丈夫だから安心して勉強に専念しなさい。」と言えた。保険さんアリガトウ、と思ったよワタシ。
ついでに「私の病気を理由に勉強の手を抜いたら化けて出る!」とも言ったけど。

 実際死ぬような病気じゃなかったが…、しかし一応病気になった私にとって一番助かった感が大きかったのは、医療費用についてアレコレ悩まずに治療に専念できる、ということが何より大きな心の支えであったという事実。入っててヨカッタの安心感、これが病と闘う者にとっては心の盾でもあった。病は、長い気力との戦い。保険があるとないとで、気持ちへの負担は随分違うもんだなぁと実感したのである。

 また医療費用の負担だけでなく、入院前後の療養期間の「収入減」をカバーする、という役目もそれなりにあった。それに、かかるお金は医療費そのものだけではない。体が悪くなるとそれまで必要なかったことに別のお金がかかる。料理が出来なければ家族の食費も高くつくし、体が悪いことで必要になる日常品も多々ある。病気になると余計な金が結構かかる。保険があった方が、やっぱり助かるのだ。

 ただし、最近の医療保険などはとくに、手術給付金など一時金の保障を低くしている傾向がある。保険会社にとってもリスクがある部分なのだろう。しかし病気になって必要なのは、ある程度まとまったお金である、と私は体験からそう実感した。そういう商品開発をしてほしいのだが・・・保険会社の今後に期待したい。

 ハナシは元に戻るが、民間の保険商品の役目は、公的な社会保障では不足する部分を補填する、ということにある。どの部分は公的保障でカバーされ、どれがカバーされないのか、ということが保険選びの基礎になる。そして、病にかかると、単純な医療費以外にも結構なお金がかかるという点も忘れちゃいけない。ちなみに国民健康保険なのか会社員などの健康保険なのか、ということでも公的保障の範囲も違うので、その点も考慮が必要。

 だから保険に必要以上に入る必要はないわけだが、公的な保障だけではあきらかに足りないから民間保険商品がある、ということには変わりない。

 んなわけで、保険は必要だけど、でも上手に入った方がより良いということは私も思う。そして実は、タイトルは否定的な保険本の中身も、よく読むとそれと同じようなコトが書かれている(^^;

 たとえば「保険には入るな!」というタイトルの意味は「必要以上には入るな」ということであり、「保険に入りなさい」というタイトルの本があるとすれば、それは「必要な分だけ入れ」という意味になる。。。これって両方とも「保険には上手に入りましょう」というのと同じ意味じゃん?

 というわけで、私は否定系や損得系タイトルの保険本は好きじゃない。
 それよりもっとストレートに真面目に「生命保険の教科書」とかじゃダメなの?もしくは「素直な保険選び」とか「保険を真面目に考える」とか「保険に入っててヨカッタかも」とか、そういうタイトルの方が私は好きだなあ…。

・・・という考えに賛同してくれる出版社の編集者さんがいたら、一緒に良い本書けると思うけど・・・いませんか〜、とつぶやいてみる。

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