東洋経済表紙10月9日、東洋経済の恒例の増刊号[生保・損保版特集号]が発売され、9月初めに諸々苦労の末に書いた記事が無事に掲載されていた。

私の書いた記事は「現役生保レディ3名による覆面座談会」というようなもの。

 

東洋経済記事タイトルは、

つわもの生保レディが斬る
販売現場が見た生保「ここが大きな問題だ」

覆面座談会に参加してくれる優秀なベテラン生保レディを探すのに苦心してのスタートだったが、実際の座談会では皆さんが現場のスルドイ意見を活発に出してくれて、それをどこまで伝えられるかと少々プレッシャーも感じながらの執筆だった。

今回の本は全体として、例年のものと少し様子が違って、保険会社への批判的な記事が少ない。とくに社長インタビューで多くのページを割いている点が特徴と感じるが、これだけトップインタビューを一同に介した本は滅多に無いので、業界を知るには優れた本であると思う。保険業界への就職を目指す就職活動中の大学生にもオススメである。

本を開くと、まずは生保・損保・外資の各保険会社社長インタビューが20人分あり、各社の方針や豊富がそれぞれに熱く語られている。そして、その次にちょっと怪しげな覆面座談会記事となり、社長達トップと末端の営業現場の現状にズレがあることを、暗に突いていているような構成になっている。

言葉としての批判が少なくても、この作り方はある意味で強烈かもしれない。光と影?の如く対照的な記事構成で、本の作り方として大変に興味深いものを感じた。

もう一つ、記事の中で、明確な問題提起しているアナリストの植村信保氏の記事が非常に興味深かった。植村氏=うえちゃんは、お友達&尊敬する業界仲間でもある。うえちゃんの記事は、今度こそ「販売至上主義」から「顧客重視」経営への転換を }というタイトル。

現場をよく理解している人の鋭い分析記事であり、戦後から脈々と続いてきた業界構造から今こそ脱却すべき時に来ている、ということを訴えている。とくに生保分野においては、大型死亡保障を販売して過去に成功をおさめてきた、その成功事例に拘って舵取りを誤るべきではない、ということが明解に語られている。

う〜ん、まさに光ってるよ、この記事。これ、私の考えとも近いので読んでいてスッキリ爽快な心境になった。

ちなみに本の中で言葉として、問題提起をしている記事は、うえちゃんのと私の記事ぐらいであるが、同じ問題提起でも、うえちゃんのは「光」でアタシのは「影」??

私の役どころなのか… <影

 

今回の本の構成、私は結構好きである。読者を引き込むためにやたら否定的なことを書くメディアが多い中、事実をちゃんと書くという方向性に好感を感じた。

その中で、私の3頁あまりの短い記事は、ちょっとクセのあるスパイスのような味を出しているように感じた。自分はそれを狙って書いたわけではないけれど、結果として、自分なりに良かったナと感じた。

そして、今回の記事執筆は、私にとって本当に勉強になった。見えない読み手をこれほど意識してプレッシャーを感じながらの執筆は初めてかもしれない。 でも、その刺激が自分にプラスになった。ちょっと脱皮したような、そういう心境。