2006年12月25日 00:28

イブの恒例行事 5

今年も無事にクリスマスがやってきた。毎年の様々な行事を繰り返すたび、時の経過を感じる。昨年、5年前、10年前の同じ時期を思い出して、懐かしさと同時に1年が無事に過ぎたことが幸せだなと思える。

我が家のクリスマスは、毎年イブの夜に祝うことになっている。理由は無いがなんとなく恒例。そしてチキンの丸焼きを食べる。これもなんとなく恒例。そしてケーキもモチロン食べる。スポンジケーキを買ってきて子ども達に生クリームを飾りつけして貰ったり、毎回楽しい時間を一緒に過ごしてきた。

娘達が小さいときは、深夜にサンタのプレゼントを置く重要な任務があり、毎年プレゼントを隠したりするのに結構苦心する。いつぞやは「ポケモンポンジャン」というかなり大きなボードゲームを所望されて、迷った挙句冷蔵庫の上に置いた。子どもからは死角になって見えないのダ。我ながらうまく隠したと思ったりしたことも懐かしい思い出である。

そして、寝静まった頃に、子ども部屋にそっと入り、枕元にプレゼントを置くわけだが、ある時は「サンタさん、ここにメッセージを書いてね」というカードが置かれていて、ゲゲッ、子ども達もやるもんだと思い、考えた挙句「Merry X'mass!」と筆記体で書いて、外人のサンタっぽいメッセージを残し、我ながら完璧だわ、と思ったりした。

サンタがママであることを子ども達が知ったのは中学1年ぐらいの時。それからは、クリスマスカードと現金3000円を置いて子ども達にサプライズで喜んで貰えるようにしてきたが、これも恒例になり、未だに3000円を枕元に置く。イマドキの子にとっては3千円は少ない額だが、恒例なのであくまで3000円ネ。(^^;

というわけで、今年も無事に家族でチキンの丸焼きを食べた。あとは3000円の恒例行事だが、もうちょっと寝静まるのを待つことにしよう。

毎年同じ時期に同じことを繰り返して、家族の無事を祝い季節を感じていくことを繰り返してきたこの十数年。そうやって様々な定番の家族行事を祝ってきたことを、娘達は楽しい思い出として覚えていてくれる。いつか自分達が親になった時、きっとまた自分の子ども達にも伝えていってほしいと願う。

今年も、聖なる夜が無事に暮れていく。

 



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