2006年08月08日 10:43

コミュに現れたドンキホーテ

ミクシィは参加者が100万人を超える巨大なSNSとなったが、そのコミュニティ(=コミュ)での出来事をちょっと紹介。

執筆業もやっている私は、「現役!編集者・ライターの集い」というミクシィ内のコミュに参加している。参加人数は6500人を超え、執筆や編集業界人がイロイロな議論をしていて結構面白いし役立つコミュである。時にはライター募集などのトピックス(=トピ)が立ち、私自身もここで執筆の仕事を取ったことがあったりもする。

そのコミュに、ある日「宮崎に凄いドンキホーテが現れた」というタイトルのトピが立った。宮崎県にドンキホーテ(量販店)の店舗が出来たのか?しかしなんでこのコミュでそんな話題が?と、謎なトピだったので、最初は読み飛ばしていたのだが、頻繁にトピが更新されるので気になりだして目を通すようになった。

宮崎県のテツロー氏という29歳の若者が、自力で雑誌を出版するということで、自分自身をドンキホーテになぞらえて宣伝の意味でトピを立てたらしい。自分で自分を「凄いドンキホーテ」と表現するイマドキ珍しいベタな感覚に面食らう。

案の定、最初はボロカスに攻撃を受けるレスポンス(=レス)が多数ついている。

しかしテツロー氏は、めげることなく攻撃レスをいちいちアドバイスとして受け止めては一件一件に返事のレスを付けていく。ある意味無神経?はたまた鈍感?それとも彼の情熱が上回っているのか、とにかく彼は全くヘコタレない。

そうこうしているうちに、とうとう創刊号が発行。更に、トピを頻繁に更新しては雑誌作りの中での日々の体験や、苦労や、それにかける熱い思いを綴り続けていった。

いつのまにか私も含めこのトピを見続けてきた多くの人が、テツロー氏のファンになっていく。彼の情熱とパワーに私自身も頭が下がるような気持ちになった。情熱だけで思い立った雑誌の作成と発行だけれど「情熱」こそが人の心を打つのだ。

彼は文字通りの「凄いドンキホーテ」なのかもしれない。

※雑誌の内容は写真を中心とした作り。素晴らしい写真が多数掲載されていて一見の価値があると思う。

テツロー氏の雑誌
フォトメッセージマガジン『日向時間』のホームページ
http://www.hyuugajikan.com/index.html
※「ショッピング」から購入出来ます。

 



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コメント一覧

1. Posted by なな   2006年08月15日 09:56
5 執筆業もやってらっしゃるんですかどおりでためになるのに読みやすくて惹かれる文章なんですね

情熱持ってる人ってなかなか見掛けませんよね

なんか電車男みたいに
ドラマ化したらおもしろそうですね

今日は総理が靖国神社参拝しましたねnyaoさんはどう思いますか?
2. Posted by nyao   2006年08月16日 22:08
ななさん、こんにちわ〜。

靖国問題、難しいですねー。個人的には、中間的な心境っていうカンジかな。。。

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