中学2年になった次女は試験期間前以外、毎日殆ど勉強というものをしない。見事に1分もしないのである。勉強した方がイイヨ、せめて30分でも、などなどと言えば言うほど、娘は逆切れしてまで反発し「あんでアンタに言われて勉強しないといけないワケ?私は部活(ブラスバンド)が忙しいんだよ。」などとシレっと言う。なんと生意気なヤツ!

「少しでもやらないと、あなたのために言ってるのよ」
「やってるよ!」
「やってないじゃん」
「ウザイ!」とたちまち親子喧嘩に。

好きで頑張っている部活動をサボりの理由にすることや、なにより努力をしようとしない姿勢が頭にくる。

てなわけで、そんな悩みと心配をかかえていた中、先週末学校の保護者会があった。そこで、学校では毎日宿題を出しているという話を聞いた。家で1分も勉強しない次女が宿題をやっているわけもないだろうと、保護者会の話し合いの席で先生に、家で勉強せず困っている様子を相談してみた。他の父兄からも、ウチもなんです!と、声が複数上がった。

すると先生はヘラヘラしながら、まず私に向かって、
「え〜とね、お宅のお嬢さんは、宿題を忘れてきたこと1回もナイです」と言った。

えっ・・・。 あの子一体いつやってるのかしら?! と思わず声が出た。

先生は益々ニヤケながら「彼女は部活動という目標をハッキリ持って生活しているから、時間の使い方がうまいのです。朝や休み時間など、ちょっとした時間に手際よくこなしているようですよ。休み時間に、皆が遊んでいてもひとり勉強している姿も見かけます。」と言った。お母さん全然わかってないね、と言いたげだった。

(そ、そうだったのか・・・。)驚きと同時に思わず顔がニヤケそうになる。(親バカ炸裂)

すると回りの父兄から「羨ましいわ〜」と声が上がる。

そして本当に勉強しなくて困っている親たちの相談や現状の話が交わされ出し、私はその中で、気恥ずかしくなってひとり蚊帳の外状態になった。

保護者会終了後、先生が近寄ってきて、今回の中間試験の成績がかなり期待出来ることを伝えてくれた。

家に帰り、娘にそのことを伝えると「だからサ〜、ちゃんとやってるって何度も言ったじゃん」と言う。「ホントだねぇ」と私は苦笑い。

それから次女は、部活動の中で今先輩とうまくいっていないことなども話し出した。同じ楽器パートの先輩が、次女を八つ当たりの対象にしているらしい。なんと、うちのカワイイ娘を苛めるとはけしからん!先生に言ってあげようか?と聞くと、次女は笑いながら「そんなのいらないよ、今は自分は(楽器の演奏技術を)教えてもらっている身だから反発はしないの」と言う。そして「私はくだらない喧嘩はしないから。(相手と)同じになると負けだと思うからね」とキッパリと言った。

その言葉に正直ものすごーく驚いた。あの不思議系天然キャラ&超甘えん坊&スーパー泣き虫だった次女が、そんなことを言うとは。

彼女はいつの間にか、強い精神と誇り高いプライドを持った人に成長していたらしい。

思春期の子どもは短期間に一気に変化を遂げるということを、わかっていながら、実際まるでわかってなかった私。自己反省。

子どもの成長を知って嬉しいやら寂しいやら、なんだか複雑な心境。なにしろ、いつも心配で心配でならなかった次女だから、人生をかけて大切に一生懸命育ててきたというのに、今やまるで親の出る幕が無いじゃん。

でもそれが成長するということか。親って寂しい商売だと知った夜。