新しいことを始めるのは誰だって大変だ。それまでの2倍以上の努力をして頭も体もヘトヘトになるまで頑張る必要がある。1つのことをずっと継続するのにも努力がいるけれど、そこからステップアップして新しいことをスタートするのはもっともっと努力が要る。

私が起業したのは今から16年ほど前だけれど、それから10年間ぐらいの生活は毎日がそんな状態だった。子育てをしながらの仕事はとてもハードだったけれど、パソコンのおかげで子供たちが寝た後にPCに向かい労働時間を捻出して猛烈に働いた10年間。日々人と交渉する緊張感、新しいプロジェクトの度にチームワークを構築していく達成感、時に、足を引っ張る人には戦闘モードに切り替え戦いもした。
嵐のような日々の中で、多くの人と出会い、多くの学びを得て、忙しくも充実した日々だった。

でも5年前の頸椎の病気で状況が一変した。
仕事を減らし、スタッフにはやめてもらい、事業を縮小して事務所を引き上げ仕事場を自宅に移した。スーツとハイヒールを捨てた時、積み重ねた努力の日々を失う喪失感も経験した。

でも、何かを手放すと次の新しい何かが得られることも学んだ。
立ち止まって初めて見えることも多々あった。走り続けた時は見えなかった新しい学びと、出会い。自分自身を客観的に振り返ることもこの5年間で学ぶことになった。

そして昨年、また新しい出会いがあった。
Facebookを通じて秋田の人達と出会った。その中には、多くの苦労や努力を背負っている人等が複数名いた。それでも誰よりも明るく強い秋田の人達。
昨年は2度目の手術を終えたばかりでリハビリの日々だった時期の私に、彼・彼女達の頑張りや挑戦はとても刺激的だった。

もう一度、自分もあの日に帰りたい、でも帰れるだろうか、思うように動かない体で出来るのか?それでも本当は戻りたい、嵐のように忙しく毎日が戦いだったけれど、でも充実していたあの頃に。
私は本当は戻りたかったんだ。

そうやって心が強く願い出した時、状況は動き出すものなのかもしれない。
私のまわりで複数の事業が動き出し、その波に乗る日々が始まりだした。昔のように体力勝負はできないが、でも今の自分にしか出来ないこともある。

そういう気持ちにさせてくれた、みっしゅ、マダム、加藤先生、秋田の皆さん、そしていつも支えてくれる愛する保険業界の仲間の皆さん、本当にありがとう。

春の訪れとともに次のステージへ。皆さんと共に一歩を踏み出します。