2013年が明け既に2週以上過ぎているが・・・遅ればせながら本年もよろしくお願いいたします。(≡ω≡.)

 本業は保険に関する執筆家の私だが、このブログに訪れる人の中には、頚椎脊柱管狭窄症など脊髄疾患に関連するキーワードでたどり着く人も多いと思う。キーワードを他にも書いておくと、頚髄症、頚椎症、頚椎症性脊髄症、など。

 というわけで今回は脊髄関連内容。

 3年程前に私は頚椎脊柱管狭窄症で手術を受けた。
 片足が痺れるという自覚症状を初めて感じてから超スピードで症状が進行して4か月後には手術となった。手術直前の時期には首から下の体全体に強い麻痺が広がり、歩くことは殆ど不可能、手の痺れも強まってものを持つことが難しくなり、更に呂律が回らない症状や、呼吸も普通にはし難いような実感など、あと一か月手術が遅かったら結構ヤバかったのかも?と、ちょっと思う。

 手術後は、片足に若干の麻痺や足腰の断続的な痛みなど多少はあるものの、日常生活が可能となり、自宅で執筆業という仕事スタイルが幸いして仕事面での社会復帰も果たした。

 Facebookやtwitterで時々「今日は足腰痛がヤバイかんじw只今、上空に気圧の谷が通過中にちがいなーい」などとボヤくことも多いが、気持ちを表現する場があることもプラス効果となるのか、心のバランスをうまく取りながら前向きに楽しく生きる日常を取り戻した。

 朝は早めに目が覚め、まずはベランダの菜園趣味を楽しむ。プランターを台の上に置けば屈まなくても野菜の手入れが出来るので足腰が悪くても趣味も謳歌できる。家事も工夫しながらこなしている。長時間立ち続けられないことで出来なくなった料理などもあるが、反対に時短レシピのレパートリーが増えた。掃除や片づけも工夫しながら休み休みやるコツを身に付けた。仕事もパソコンの前に座っての作業なので殆ど問題なくこなせる。以前のようにぶっ続けの徹夜で原稿を書くことはできないが、計画的にコツコツとこなすスタイルが今では板についた。

 だから、家事も趣味も仕事も含め、家の中でやることは殆ど健常者と変わらないし全く不自由さを感じない。むしろ、これまで当たり前としか感じていなかった事の一つ一つに、自分にもできるという喜びや創意工夫の満足感がある。健常な頃よりも充実した毎日ではないかとさえ思う。

 ただ、外を出歩く時は杖持参で歩くスピードも遅いし、一度に歩ける距離も限られる。とくに誰かと一緒に歩く時、私のゆっくりな歩みに相手が合わせなくてはならず迷惑がかかる。そういう、回りにかける迷惑や負担にはうしろめたさもあるし、そんな時は自分が体が不自由な身であることを痛感する瞬間もないわけではない。

 でも、それもこれも含めて、私にとっては既にそれが「日常」となっている。

 人の慣れるという力はスゴイもので、つい3年前まで毎日飛び回るように仕事していたことが遥か遠い日のことのように思える。今は、今の状態が私にとって普通だという感覚なのだから。

 失ったものも確かにある。ハイヒールやスカートは、半年前に意を決して全部捨てた。その時はちょっとだけ過去の日々を振り返ったりもした。

 でも私はそれ以外何も失っていない。むしろ得たものの方が大きいかもしれない。

 もしも同様の病で不安を感じている人がいるなら、たとえ体が不自由でも、創意工夫で出来ることが見つかれば、それが今まで味わったことがないような大きな喜びや満足をもたらすことをお伝えしたい。

 それに、どこに行っても皆に親切にされまくるというステキな特権は、健常者では味わえない幸せかも。(プチ王様気分で〜す♪)

 そうやって人はどんな状況下でも、今の現実を正面から受け入れた瞬間から新たな人生が開けるものなのだ。それを知ったのも多分病気のおかげなのだろう。私は今、最高に幸せだと断言できる毎日を生きている。