2008年08月
2008年08月02日 09:59
原稿を書くとき、締め切りや全体のスケジュールに合わせるのは当然とはいえ、あまりに無理なスケジュールであることを知り、昨日は一瞬怒りがこみ上げる感覚を覚えた。
私の仕事はある程度専門分野なだけに、長く仕事で組んでいるといつの間にかクライアント側が私の都合やコンディションに配慮するようになっていくことが多い。替りがすぐ見つかる仕事というわけじゃないから、ということもあると思う。
そうやって依頼主側と書く側の、理解と意思疎通があって良いものが出来上がるという流れを何度も経験してきただけに、相手との意思疎通が出来上がるその前に、スケジュールだけを切られて進行することに非常に抵抗感があった。
書くのはアタシなのに、アタシのコンディションを考えてほしい!と
内心、言いたかったりもしたけれど、とりあえず耐えた。
納得しきれない思いを抑えつつ一日が過ぎて、自分の内心の苦悩の根源を冷静に自己分析してみた。
「時間に押されてのやっつけ仕事をしたくない、良いものを作ることだけに集中したい」という、職人気質のプライドがその要因になっているんだろうな・・・と、そう思った。
だけど。
駆け出しの頃は、どんな仕事もどんな無理なスケジュールも、喜んで必死でこなした時期があったことを思い出した。そういう時期があって今がある、そうだった。
この機会に初心にかえることも、
自分にとって必要なことなのかもしれない。
というわけで、この2ヶ月は地獄のようなスケジュールで
仕事をすることになってしまったが、頑張って挑戦しようと思う。