2006年03月
2006年03月25日 01:52
損して得取る、とはことわざなのであーる。
このことわざは、14年前初めて保険業界に入って生保レディの新人研修部署にいた時、その部署の長である女性上司がよく言っていた言葉だ。
ことわざ辞典で見ると「目先の小さな損にとらわれずに先の大きな儲けに目を向けた方が良い」とあり、小さな先行投資をケチるなよ〜というような金銭に絡んだ意味なのだが、私はその言葉を「苦しい仕事だと思うことほど、あとで大きなものになって返ってくるから進んでやるべき」というように捉えている。
この言葉は私の中で非常に印象深く、ちょっとツライなぁ〜と思う仕事をする時などに今でも度々思い出す。そして、自分が今辛くても、だからこそやるんだ、というように気持ちを切り替えるようにしてきた。自分だけでなく他の人にとっても辛いだろうと思える仕事は、むしろいつもより頑張ってやろうとする意識をどこかに持ってきた。
そのおかげで自分があとからかなりトクをしたことは多かった。
人にはそれぞれに得意なことと不得意なことがあるけれど、回りの多くの人にとって、不得意だったり大変そうに見えたり他の誰かにやってほしいと思われがちなコトの中で、自分にとっては比較的イヤではないカモ、というものがもしもあったら、これは是が非でも率先してやるべきなのである。
人は結果を出すために努力をする。言い替えれば、結果を出したい人は誰だって努力している。だから努力すればそれでなんとかなると思うのは甘い。もしも自分の努力が報われないと感じているならば、その努力の方向性を少し工夫する方が良い。
で、私流のポイントは「皆がやりたがらないコトをやる」ということ。
皆も頑張っていることを10コ頑張るより、他の人がやりたがらないコトを1コ頑張る方が、結果が目立つ上に、よく考えると効率が良いという計算。
もう一つ言えば、それを文句も言わずにひたすら頑張ることを一定期間やリ続けると更に効果大。3年の我慢がその先10年の信用に繋がるならば、かなり得することになる。
損して得取る、ってこういうこと。
あ〜ら今日は説教臭いこと書いちゃった。
2006年03月21日 02:44
昔、私が生保レディをしてた時、ある時期一気に成績を伸ばした時があった。その頃は離婚したてで収入もまだ低く、生活がかかっていたこともあり、とにかく必死に仕事して、土日も休まず営業しまくり。がむしゃら”を地でいってた日々だった。今思い出しても あの頃の私は頑張ってたにゃ〜 などと懐かしい思い出の日々だったりする。
そうやって必死こいて仕事しまくっているうちに、成績が一気に上がって収入も増えた。あれだけ頑張ったんだし、その前まではボチボチでしか仕事してなかったので、当然と言えば当然の結果だが。
そんなこんなで、やっと生活の安定が見えてきたと思ったら、今度は先輩達の執拗なるいやがらせに悩まされることになる。
「でも、一生懸命頑張ればいつかわかってもらえる」
「誤解はそのうちとけるに違いない」
そう思っていた自分がまるで甘かった!
人の嫉妬心というのは侮れないことをイヤという程思い知らされることになる。度々足を引っ張られ、更には苦労して積み重ねた努力や信用が一瞬で吹き飛ぶ経験もした。
ただ一生懸命頑張って結果を出しただけなのに、何故?
免疫ナシな私にとっては手痛い経験の連続だった。
そんな時、ある上司が私に言った。
「自分の仕事を淡々と続けていればいつか誤解が溶ける日がくる」
確かにそうかもしれない。正直に生きることの真の強さを否定はしたくない。
しかし、そのために受けるマイナス要素が大きすぎれば、誤解が溶ける日を待ってはいられない。自分が守らなければならない家族の生活をこれ以上犠牲には出来なかった。
というわけで、私は学んだのである。
自分が無防備で正直であることが、回りに不要意に悪人を増やす可能性を作っていたことを。自分のように時間や余裕の無い人間は、ただがむしゃらにバカ正直に一生懸命やるだけではダメなのだ。
仕事上で一気に売上げを伸ばしたり、収入が急激にアップしたり、組織が飛躍的に拡大したりしして大いに目立ってしまうと、それを賞賛する人と誹謗中傷する人とが両方現れる。これは世の常なのかもしれない。
とくに誹謗中傷する側の人の心にはヤッカミという邪まな感情が存在していて、この厄介な感情を封じ込めるのは非常に難しく、単純に頑張って仕事することに夢中になっているようなバカ正直者には、まるで太刀打ち出来ない程の巧妙さと信じられないほどのパワーとで、無防備なバカ正直者を簡単に追い落としてくれる。
だから、がむしゃらにひとり駆け上がるよりも、仲間と手を取って着実な一歩を歩く道を私は選ぶようになった。そこから、多くのことを学んできたと思う。
が、しかし。
それでも今、攻撃よりも防御に重きを置き、警戒心の強い自分がイヤになる瞬間もある。そういう思いになるのは、自分の娘達が今、熱く未熟な思春期青春期を精一杯生きているのを目の当たりにしているからかもしれない。
娘達のバカ正直で熱い心は、昔の自分そのものだと感じる。今の私の、モノゴトを先回りして警戒しがちな発想を、躊躇無くアッサリと非難する娘たちに、あなた達を守るためにそうしたんだケドね、、、とも言えず。
別に後悔はしてないが、バカ正直を貫けなかった自分は、真のバカ正直な人にきっと勝てないだろうなと思える。
それでもいいか。自分で選んだ道だし。
それに、バカ正直を非難して足を引っ張る側の人には、私はならなかったと思う。そのプライドだけは捨てずに生きてきたから、まぁ充分かな。
2006年03月20日 00:20
2006年03月19日 13:28
実は私はスポーツ観戦好き。とくに野球はマジで大好き。
思えば小学6年の時、仲良しの男子クラスメイトに漫画「ドカベン」を借りて読んだことで、私は野球のルールを完全に理解した。それから野球への興味は飛躍的に上がる。
高校3年の時に下宿アパートで一人暮らしをした時期があるが、この時テレビも無くラジカセが唯一の情報源で、毎晩のようにラジオでプロ野球放送を聞いていた。ラジオというのは、アナウンサーの声とその回りの歓声から状況を想像するのだが、これがテレビで見るよりもかなり燃える。
そんなワケで、今私はWBCをテレビで画像を見つつ、ラジオで中継を流しているのであった。
ただ今、4回が終わったところで、0−0。イチローが頑張っている。日本選手のファインプレイや頑張りも伝わってくる。対する韓国のプレイも素晴らしい。
苦戦を強いられている日本だけれど、でも、とてもイイ試合をしている。
ガンバレ日本!
2006年03月14日 00:40
ブログというのは、その中で述べられる意見を度々読んでいるうちに、だんだんと書き手のヒトトナリが見えてくるような気分になる。文章というのは、多くのことを語るものだと実感する。
で、中には毒舌的な表現の多いブログもあって、断定的な物言いや、他人の批判が頻繁に書かれているような場合は、読んでいて最初は抵抗感を感じるものである。
しかし、不思議なことに継続的に何度か読んでいるうちに、その毒の表現が、その人独特の言い回しであることを理解するようになり、だんだんと抵抗感が薄れ、更には、そういうキツイ言い回しのブログほど、読んでいて面白かったり考えさせられたりすることも多い、ということになってくる。
そんな、毒舌ながら段々と面白くなっていくブログの代表として個人的にオススメなのは、以下。メジャーなので皆も知っているとは思うけれど。
・404 Blog Not Found(小飼弾氏のブログ)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/
小飼氏は、コメントやTBした人の意見を引用しそれに対する自論や反論を書く、という方法を頻繁に取っている。先日、コメントをつけた人に対して「あなたは親の資格ナシ」という強烈な表現を使って自論を書いていた。コレは普通の人が言うとかなり問題発言だと思うのだが、小飼氏のブログを読み慣れている私からするとそれほど抵抗感を感じないので、慣れというのは不思議なものだ。
言われたご当人は、当然ながら相当に抵抗を感じたようで反論もしていたのだが、なんだか気の毒になって(これは小飼氏独特の表現なんだよ〜)とこっちが教えたくなるような、ハラハラする思いになってしまった。そういうハラハラ部分が、人気ブログの要因なのだろう。
小飼氏の言うことは良く読むとすこぶる正論であることが多い。しかし断定表現でバッサリといくので、バッサリされた側の心情とシンクロし易い感受性の強い人は、覚悟して読んだ方いいかも。それに言い回し的に主語が曖昧だったり英語が出来てきたりと、知識の薄い私にとっては意味不明な時もあるのが難。それでも何度も読んでいるとだんだん慣れてきて、彼の言わんとすることがわかってくるようにもなる。いつの間にか小飼ワールドに引き込まれたらしい自分。
つづいてコレ
・きっこのブログ
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/
耐震偽造問題ではどこよりも早く情報を提供していたし、政治の裏世界やライブドア事件などについても相当突っ込んだ裏情報が書かれたりする、かなりシリアスなブログ。思わず手に汗握ってしまうヨ。しかし文体はオネェ言葉で一見オフザケ調な軽いノリ。それで政治家や話題の人を名指しで批判し、ホリエモンはイノシシで武井氏はブタだとか、かなり強烈な表現をしていたりもする。
きっこさんはヘアーメイクだと本人が言っているが、しかし謎な人物。本当はオトコじゃないかとか、ジャーナリストでは、とか様々な憶測が流れているのもまたこのブログの魅力。ただし私自身は、事件がらみ以外の記述は読み飛ばしとりますが。(きっこさんのご趣味らしい俳句や、大ファンらしいMAXの話題の時は殆ど読まない私)
というわけで、毒舌表現にどこかで抵抗やイライラを感じたり、それでいてハッとさせられ、いつのまにやら引き込まれる、そんなブログの世界を是非お楽しみ下さい。
なお、毒舌ブログを読んだあとは、なんとなく癒し系なブログで心の洗濯をどうぞ。
・杉村大蔵ブログ
http://sugimurataizo.net/
・高3次男へ虐待弁当?ギャク弁
http://blogs.yahoo.co.jp/kasumin_yorosiku