私は月数回、都内にあるM大学で、キャリア開発講座という授業での先生業を行っている。ちなみに、講師という肩書きではなく「キャリア開発講座アドバイザー」という名称が大学側から受けている正式な肩書きだが、生徒からは「先生」と呼ばれるので”先生業”と書いてみた。
 
 この仕事を担当して、今年で3年目となる。
 
 キャリア開発講座の授業とは、各業界で現役で働いている人が、業界の仕事や就職の心構えを学生達に教える、という主旨で行われ、全部で8業界に分かれ、各クラスは5〜20名ぐらいの小規模構成で授業を行う。
 
 私はその中で「金融業界」のクラスを担当していて、他には「流通」「サービス」「マスコミ」「医療・福祉」「保育」「IT」「環境」といったクラスがあり、講義は前期と後期に分かれ半期で生徒が入れ替わる。
 
 そして昨日は、新年度最初の授業として、全クラスの先生が一堂に会してそれぞれの授業内容の宣伝を行う合同ガイダンスが行われた。生徒は約100名ぐらい来ていて、今日のガイダンスを受けて好きなクラスを選び8クラスに分かれることになる。
 
 金融というと、難しそうとか堅そうというイメージが強いこともあり、昨年度までは毎回生徒の集まりがイマイチで、流通やサービスと比べると半数以下、という状況にあり、今期は閉講になるかも…という懸念もあった。
 
 なので、その状況を払拭するために、金融クラス紹介のスピーチでは笑いを取るオモシロ系プレゼンを行った。「金融業界に向いている人はどんな人かというと・・・お金が好きな人デース♪」というノリで。
 
 その効果もあってか、後半の、各クラスに別れての説明会時には金融クラス志望生徒が15名ほど集まった。各クラスは多くても20名前後の構成なので、今年は金融クラスは結構盛況となる模様だ。あ〜よかった。
 
 この2年間の大学での先生業を経験して、「金融」という堅いテーマを、いかに楽しく興味深く説明するかということを、様々な角度で考えるきっかけとなり、プレゼンやスピーチの手法を学ぶ機会となっている。
 
 新しい仕事をにチャレンジするたびいつも思うが、何事も経験してみるものだ。この仕事が出来るチャンスを得て幸せだなと思う。私にとって、大学での先生業は大切な仕事の一つなのである。
 
 実際、学生達は非常に素直でカワイイ。教えたことをあまりに素直に吸収するので、結構責任も感じたりするが、何にしても未来ある生徒達の将来を左右する授業となるので、少しでもプラスとなるように私も努力しなければならない。
 
 今期は、生徒参加型のワークショップ形式の授業展開を計画中。眠くならないよう創意工夫しつつ、面白い授業が行えるよう頑張ろうと思う。